0歳児連れ寝台列車|バンコク⇔チェンマイ移動のリアル【体験談】
2024年11月・タイ子連れ旅行記
0歳児と5歳児を連れて、タイの寝台列車で迎えた一晩の記録
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正直に言うと、出発前の私は「0歳の子を連れて、外国の寝台列車に一晩乗るなんて正気だろうか」と何度も自問していました。それでも最終的に一歩踏み出せたのは、「タイの人は子どもにとても優しい」という話をあちこちで聞いていたからだと思います。子連れに対する良いイメージがあったからこそ、きっと大丈夫だろうという気持ちになれました。バンコクからチェンマイへの移動手段として寝台列車を選んだとき、周りには経験者もおらず、車内が実際どんな明るさで、赤ちゃんはどこで眠らせて、ミルクはどうするのか——調べても具体的なイメージが全然湧いてこなかったんです。この記事は、当時5歳と0歳だった子ども2人と夫、私の4人で実際に一晩を過ごしてみた、そのままの記録です。同じように「0歳児連れで寝台列車、実際どうなの?」と検索している方の参考になればと思います。
予約に使ったのは「baolau.com」という予約サイトで、出発の約3ヶ月半前に手配しました。0歳児は座席(寝台)の購入が不要だったため、我が家は大人2人と5歳の長男、合計3人分の座席を購入しています。旅の目的地だったコムローイ(灯篭祭り)の時期と重なっていたため、行きの1等寝台はすでに満席。結局、行きは2等寝台になり、上段・下段のベッドに加えて、通路を挟んだ向かいにもう1台分(上段)を確保する形になりました。パパと長男が上段、私と0歳児が下段、そして向かいの上段は荷物置き場として使いました。
帰りは逆に1等の個室が2席だけ取れました。1等は2人1部屋の完全個室スタイルなのですが、私たちは大人2人・子ども2人の4人で1部屋に入り、もう1席分(本来は別のベッド)のチケットは結局まったく使いませんでした。今振り返ると、あの1席分はもっと安い座席チケットにしておけばよかったなというのが正直な感想です。ちなみに、4人でベッド2つの個室に収まっていたことについて、車掌さんに注意されるようなこともありませんでした。もし早めに動ける方は、1等が4席分(部屋2つ)取れれば、それをドッキングして広い個室として使うのもおすすめです。
予約に使ったのは先ほどの「baolau.com」でしたが、改めて調べてみると、今はAgodaでも寝台列車のチケット予約ができるようになっていました。予約ごとに座席の写真まで確認できるようで、こちらもかなり便利そうです。
※アゴダでは、帰りに利用したような一等寝台個室のプランが出てこない場合があります。私が当時実際に予約で使ったのは、こちらの「baolau(バウラウ)」というサイトです。
実際の乗車チケット(氏名・QRコード等は加工しています)
予約確認メール(氏名・パスポート番号等は加工しています)
※上記は2024年11月時点の体験です。料金や空席状況、車両の運行スケジュールは時期によって変わるため、実際に予約する際は各予約サイト・公式サイトで最新情報をご確認ください。
行きに利用したクルンテープアピワット中央駅は、とても新しく大きな駅で、まるで空港のような雰囲気の待合スペースがありました。電車を待つ間もゆったり過ごせて、初めての寝台列車でも身構えすぎずに済んだのを覚えています。
実はちょっと悔しかったのが、個室が取れなかった行きの車両はとても新しくてきれいだったのに対し、個室が取れた帰りの車両はかなり年季の入った古いタイプだったこと。とはいえ、新しい車両と古い車両、両方を体験できたのはこれはこれで旅の醍醐味だったなと今は思っています。古い車両は窓の外の雰囲気も含めて、いかにも「海外の鉄道旅」という空気があって印象的でした。
走行中は、飛行機では絶対に見られないローカルな駅の景色に何度も出会えました。観光地化されていない、地元の人たちが使うような小さな駅に停まる瞬間も、寝台列車ならではの体験だと感じます。
セキュリティ面で気になる方も多いと思いますが、個室にはこのようにドアの鍵(ロック)がしっかり付いていました。就寝前にロックできるという安心感は、小さな子ども連れには特にありがたいポイントです。
行きの電車は個室ではありませんでしたが、寝る時間になるとカーテンで各ベッドが仕切られる形になり、それなりのプライバシーは確保できました。全員分のベッドメイクとカーテンが閉まったあとの通路は、こんな落ち着いた雰囲気になります。
「寝台列車」と聞くと、乗った瞬間からベッドがあるイメージを持つ方も多いかもしれません。でも実際は違いました。私たちが乗車したのは18時台だったのですが、そこから1時間ほどは、向かい合わせの座席とテーブルがある昼間の状態のまま。テーブルで水やおやつを広げて、ひと息つける時間があります。
その後、スタッフさんが一つひとつの座席を丁寧にベッドへと組み替えてくれます。行き・帰りどちらの車両でも、スタッフさんが手際よく作業してくれる様子を見ていると、初めての寝台列車でも安心感がありました。
ベッドメイクが終わった後の個室は、こんな薄暗く落ち着いた雰囲気に。赤いブランケットがかかったベッドを見ると、いよいよ寝る時間だという実感が湧いてきました。
長時間の移動で誰もが気になるのが「モバイルバッテリーなしでスマホを充電できるか」だと思います。帰りに乗った個室では、ドアの上あたりにコンセントがあり、上段のベッドから手を伸ばせば届く位置についていました。近くには小さなカゴもあり、飲み物を置けるようになっています。
行きに乗った2等寝台の座席にもコンセントが用意されていました。上には読書灯のようなライトも付いていて、比較的新しい車両だった行きの電車は、こうした設備までしっかり考えられている印象を受けました。
また、先ほどの赤いブランケットの写真にも写っていますが、ベッドの周りにはフックが付いていて、使いたいものを小さめのバッグに入れてベッドの横にかけておけるようになっていました。コンセントも頭(枕)に近い位置にあったので、寝ながらでも使いやすい配置だったのが助かりました。
また、帰りの個室には小さな洗面台までついていて驚きました。子連れギリギリの乗り込みでバタバタしてしまい、洗面台そのものをきれいに撮った写真は残せなかったのですが、個室にこうした設備が備わっていること自体、初めて寝台列車に挑戦する方には安心材料になるのではと思います。
行きの2等寝台にも、客室エリアから扉を出たところに共用の洗面台があり、歯磨きなどはそこで済ませることができました。新しい車両だったこともあり、そのあたりも清潔で使いやすかったです。
スマホの充電と合わせて、地味に悩ましいのが海外での通信手段です。私たちは出発前にeSIMを用意しておいたおかげで、到着後すぐにスマホが使える状態になり、地図やタクシー配車アプリもスムーズに確認できました。正直、これは絶対に準備しておくのをおすすめしたいポイントです。
この旅の時点で0歳児はすでに母乳を卒業していて、ミルクのみで過ごしていました。使っていたのは明治ほほえみの「らくらくキューブ」と「らくらくミルク」の2種類で、お湯を用意できる時はお湯で溶かす「らくらくキューブ」を、お湯が用意できない状況ではそのまま飲ませられる液体タイプの「らくらくミルク」を使い分けていました。持っていったマウンテンパーカーのファスナー付きポケットに「らくらくミルク」の缶を入れておくと、夜中に子どもがぐずったタイミングでさっと取り出せて、しかもちょうど人肌くらいに温まっている状態で飲ませられました。かさばらず防寒にもなるアウターだったので、このひと工夫にはかなり助けられました。
おむつ替えは座席(ベッド)の上でそのまま行いました。カーテンがあったのである程度のプライバシーは確保できましたし、揺れや走行音もそれなりにありましたが、想定していたほど大きな支障にはなりませんでした。
一番の悩みどころだったのは、実は「車内の明るさ」でした。個室ではなかった行きの車両は、防犯上の理由からか夜間も照明がずっとついたままで、この明るさと、子どもたちを守らなきゃという防犯面での気の張りもあって、私はあまり眠れませんでした。でも一番心配していたのは、0歳児が夜中に泣き出してしまわないかということだったので、そこは案外しっかり熟睡してくれていて、ほっとしました。個室だった帰りの車両では消灯できたので、そこはかなり快適に。それでも、寝台列車で移動して良かったと今でも思っています。
個室で消灯できた帰りの車両は、明るさの面では快適だったのですが、実はもうひとつ気を抜けない理由がありました。それが「降りる駅」の問題です。
行きの電車は終点のチェンマイまで乗っていればよかったので、寝過ごす心配もなく、到着も朝すっかり明るくなってからの時間でした。ベッドを普通の座席に戻し、外の景色をみんなで眺めながらのんびり到着を迎えることができました。
ところが帰りの電車は、外がまだ暗い明け方の時間帯にドンムアン空港駅へ到着する予定でした。しかもこの駅は終点ではないため、うかうかしていると乗り過ごしてしまうリスクがあります。車内アナウンスも現地語のみだったので、Googleマップで今どのあたりを走っているのか、あとどれくらいで着くのかを確認しながら、しばらくヒヤヒヤしてスタンバイしていました。
子どもたちはまだ寝ていたので、ぎりぎりまで寝かせておきたい一方、終点ではないので到着してから荷物をまとめて降りるまでの時間も限られています。バタバタしながらも何とか無事に下車できましたが、なかなかドキドキする時間でした。
ドンムアン空港駅は終点ではないため、まだ暗い時間帯に到着する場合は乗り過ごしのリスクがあります。車内アナウンスが現地語のみのこともあるので、Googleマップなどで現在地と到着時刻をこまめに確認し、荷物をまとめて早めにスタンバイしておくと安心です。乗り過ごすと帰りの飛行機にも影響しかねないので要注意です。
0歳児は、行き帰りを通して一度も上段ベッドには乗せていません。
実際に使っていたのはこちらのミルク缶です。
そしてミルク缶を温めていたのが、マウンテンパーカーのポケットです。ミルクのエピソードの有無に関わらず、かさばらず温度調節しやすいので、旅行用のアウターとしても便利です。
電車が大好きな長男は、怖がる様子はまったくなく、終始はしゃいでワクワクした様子でした。ただ、いざ「ここで寝るんだよ」という段階になると、初めての体験に少しドキドキした表情を見せて、パパと一緒に寝たいと甘えていました。
はしゃぎすぎた結果、一度上段からドスンと落ちてしまい、痛くて大泣きする一幕もありました。おそらく、カーテンを壁だと勘違いして寄りかかってしまったのだと思います。眠っていて落ちたわけではなく、起きて遊んでいる最中の出来事だったのは不幸中の幸いでした。
出発前、私が特に不安だったのは「0歳児の夜泣き」と「治安・セキュリティ面」の2つでした。基本的には大丈夫だろうと思いつつも、正直心配していたのが本音です。
結果としては、夜泣きすることもなくしっかり眠ってくれて、心配は杞憂に終わりました。セキュリティ面についても、パスポートやカード類は身につけたまま就寝しましたし、周りの座席には地元のおばちゃんという雰囲気の方たちが乗っていて、にこやかに接してくれたおかげで、終始安心して過ごすことができました。
車内販売のお食事は品揃えがそれほど充実しておらず、価格も割高という事前情報を見ていたので、なるべく頼らずに済むようにしました。乗車後におにぎりなどを購入しつつ、足りなくなった時のためにお菓子類もある程度持ち込み、飲み物もしっかり用意してから乗り込むようにしました。
・車内の明るさは車両タイプによって差があります。個室でない場合、防犯上の理由から夜間も消灯できないことがあるため、アイマスクなどがあると安心です。
・パスポートやカード類などの貴重品は、身につけた状態で就寝することをおすすめします。
・料金・空席状況・車両の設備は時期や予約サイトによって変わります。実際に予約する際は必ず最新情報を各サイト・公式でご確認ください。
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